一条工務店のクロス代は8,000円だった。全部屋の品番と、オプションをトイレ1か所に絞った理由
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我が家のクロス(壁紙)は、妻がひとりで決めました。
私は打ち合わせに同席していましたが、どの部屋に何番が入っているのかは、正直なところ引き渡しまで把握していませんでした。この記事は、手元の仕様書(内装仕上表)と当時のLINEのやり取りを突き合わせ、そのうえで妻に聞き取りをして書いています。
書き方の都合上、事実の確からしさを3つに分けています。仕様書やLINEに残っている記録、設計士さんから口頭で聞いた話、住んでみての私たちの実感。どれがどれかがわかるように書き分けました。
この記事でわかること
- 全部屋のクロス品番(壁・天井)と、見積書に載っていたオプション費用の実額
- オプションを使ったのが1か所だけだった話
- 当時ネットに実例がなかった新色グレー「IC-0106」を選んだときの不安と、設計士さんの本音
- 「ベージュで揃える」でつまずいた話
- 住んで1年半の汚れと傷
使ったのは6品番。オプション代は8,000円だった
まず仕様書の内装仕上表から、部屋ごとの品番を全部出します。
| 場所 | 壁 | 天井 |
|---|---|---|
| LDK | IC-0067 | IC-1004 |
| 玄関ホール | IC-0106 | IC-1004 |
| ホール(廊下) | IC-0067 | IC-1004 |
| シューズクローク | IC-0106 | IC-1004 |
| 主寝室 | IC-1019 | IC-1002 |
| 洋室(3室とも) | IC-0067 | IC-1004 |
| 洗面所 | IC-0106 | IC-1004 |
| 脱衣室 | IC-0106 ※後述 | IC-1004 |
| トイレ | IC-4009(オプション) | IC-1004 |
表にある「シューズクローク」は、玄関の横に設けた2.5帖の土間収納のことです。左右の壁に自在棚を4つ取り付けて、キャンプ道具から上着まで、帰ったらすぐしまえるようにしています。詳しくは玄関の土間収納をどう使っているかに書きました。
整理すると、壁は4品番、天井は2品番、合わせて6品番です。
そしてこのうち、仕様書で「オプション品番」と書かれているのは、トイレの壁のIC-4009だけ。残りの5つはすべて「標準品番」と書かれています。
気になるのは費用だと思います。我が家の見積書には、こう記載されていました。
| 項目 | 内容 | 数量 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 壁クロス変更 | オリジナルクロス(オプション品) | 一式 | 8,000円 |
クロスにかけた追加費用は、家全体で8,000円です。
一条工務店のクロスは、標準で選べる品番の中にグレーもベージュも入っています。オプションを足さなくても家の中で色を作ることはできる、というのが我が家の結果でした。金額は打ち合わせの時期や選ぶ品番によって変わるはずなので、そのままあてはまるとは限りませんが、桁の感覚はつかんでもらえると思います。
アクセントクロスは、そもそも使っていない
一面だけ色や柄を変える「アクセントクロス」は、我が家では1か所も使っていません。
妻いわく、もともとあまり興味がなかったそうです。ひとつだけ最後まで悩んだのが脱衣室の天井で、当時流行っていた木目調にするかどうか迷ったものの、「そんなに上は見上げないし、お金をかけるのはもったいない」でやめたとのことでした。
家の大半は白(IC-0067 / IC-1004)
壁のIC-0067と天井のIC-1004は、カタログ上は「ピュアホワイト」の系統に分類されていた品番です。
リビングと子ども部屋2部屋分という、家の中でいちばん面積の大きいところに使うものなので、失敗しない無難なものを選んだ、というのが妻の説明でした。選ぶときは「いちばん選ばれている番号」と聞いて、それにしたそうです。
新色のグレー「IC-0106」は、当時ネットに実例がなかった
玄関ホール・シューズクローク・洗面所に入っているグレーが、IC-0106です。

打ち合わせ当時(2024年4月)、妻は設計士さんに「このクロスは比較的新しいものですか」と質問しています。グレーが気に入ったので使用例を見たかったのに、ネットで探してもあまり出てこなかったからです。
設計士さんの回答は、要約すると次のような内容でした。
IC-0106は新しいクロスなので、完成現場がまだ少ない。グレーはここ数年トレンドの人気色で、もともと一条工務店の設定色にはなく、他メーカーのクロスを選ぶ人が多かった。それがオリジナルのラインナップに入ったので、提案しやすくなった。
不安の度合いを妻に聞いたら、「すっごく不安でした」と即答でした。決め手になったのは、グレーが標準で選べること自体が有利だという設計士さんの言葉だったそうです。
なお、サンプルの現物は見せてもらっていますが、「小さくてなかなかイメージが湧かなかった」とのこと。これは我が家に限った話ではないと思います。A4より小さい紙片から部屋全体を想像するのは、けっこう難しいです。
シューズクロークだけ、途中で品番を変えている
もうひとつ、記録に残っている変更があります。
妻は当初、シューズクロークにIC-5021を選んでいました。汚れが目立たず、丈夫そうなクロスがいいという理由です。ただ「あまり見えない位置だし、IC-0106でもいいかもしれない」と迷い、丈夫さはやはり劣るのか、と設計士さんに聞いています。
返ってきた答えは、こういうものでした。
今選ばれているIC-5021は表面強化機能がついているので、IC-0106より傷がつきにくいと言われている。でも実際、爪で少しひっかけてみてください。両方ともひっかけ傷の具合はあんまり変わらない気がします。(僕の感想)
「僕の感想」と自分で断ったうえで、機能付きのほうを強く勧めない回答でした。妻はこれを受けて、シューズクロークもIC-0106に変更しています。
念のため書いておくと、これは「表面強化クロスに意味がない」という話ではありません。あくまで、爪でひっかけた程度の傷では差を感じにくかった、という一人の設計士さんの体感です。
住んで1年半の実感としては、へこむと少し目立つものの、それ以外に気になった点はありません。
主寝室だけ、壁も天井も変えている
家の中で唯一、壁と天井の両方を白系から変えたのが主寝室です。壁がIC-1019、天井がIC-1002。どちらもベージュ系で、どちらも標準品番です。
他の部屋の白より優しい感じにしたくてベージュを選んだ、というのが出発点でした。最初は「壁ベージュ・天井白」を考えていたそうですが、設計士さんのすすめで天井もベージュ系にして、壁と天井の一体感を出す形に落ち着いています。
「全部ベージュ」にしたら、ベージュが揃わなかった
問題はここからでした。
スイッチやサーキュレーターにもベージュがあると教えてもらったので、妻はいっそ全部ベージュにしてみたそうです。ところが実際に取り付いてみると、統一感のない部屋になってしまいました。
理由は単純で、ベージュはベージュでも、明るいベージュもあれば、グレーがかったベージュもあるからです。壁紙と、スイッチまわりの化粧板(プレート)と、住宅設備は、それぞれ作っているメーカーが違います。同じ「ベージュ」という名前でも、色味が揃うとは限りません。
我が家で色味が違って見えたのは、この3つでした。
- スイッチとコンセントのプレート(壁側の四角い化粧板の部分)
- エアコンの配管を通す穴をふさぐキャップ
- 火災警報器


写真だと伝わりにくいかもしれませんが、並べて見ると、壁の色に対してどれも少しずつ違う方向にずれています。
サーキュレーターのカバーを白に替えたら、落ち着いた
いちばん問題だったのが、天井に付くサーキュレーターです。建築直後はここもベージュのカバーが付いていました。
その場に設計士さんにも立ち会ってもらったのですが、設計士さんも想像していなかったほど色味が合わないという判断で、白いカバーに交換してもらうことになりました。プロが見ても合わないと感じるレベルだった、ということです。

サーキュレーターは天井の中でも面積が大きい部材です。ここが白になったことで、残りの細かい部材の色味の差は、そこまで気にならなくなったそうです。
これから内装を決める方に、我が家の失敗から言えることがあるとすれば、こうなります。
ベージュやアイボリーのような中間色で部屋をまとめるときは、部材ごとにメーカーが違うことを前提に考えたほうがいい。 面積の大きいものだけ壁の色に寄せて、小さい部材は白で統一してしまうほうが、結果的にすっきりまとまることがあります。
トイレだけ、オプションのIC-4009にした
唯一のオプションが、トイレの壁のIC-4009です。

決め手は撥水機能でした。石目調の見た目も選んだ理由のひとつではありますが、妻の言葉としては「ここだけは、何かあっても拭き取りできる丈夫なものがよかった」。用途を考えれば納得の判断だと思います。
心配だったのは明るさのほうです。我が家のトイレには窓がなく、床もグレーの石目調フローリング。そこに明るくない壁紙を入れたら、すごく暗いトイレになるのではないかと不安だったそうです。結果としては、暗すぎることなくまとまりました。
仕様書と実物が違っていたところがある(脱衣室)
これは記事を書くために仕様書を見返して、初めて気づいたことです。
仕様書では、脱衣室の壁はIC-0106(グレー)になっています。でも実際に貼られているのは白系のクロスです。
なぜ変わったのか、経緯を示す記録が手元に残っておらず、私たちも覚えていません。
打ち合わせ中、仕様書は何度も差し替えられていました。LINEにも「訂正しました。今から送るものを正にしてください」というやり取りが残っています。ですので、私が今持っている仕様書が最終版ではない可能性も十分にあります。どこかの段階で変更していて、その版が手元にないだけかもしれません。
住んでいて不都合はないので我が家としては困っていませんが、これから建てる方には、ひとつだけ言えることがあります。
仕様書は版が変わります。最終版がどれなのかを、引き渡しのタイミングで確認しておくと、あとで見返すときに迷いません。
住んで1年半の、汚れと傷
実際に暮らしてみて出てきたものを、正直に書きます。
壁紙のへこみ:洗面所の扉が当たった位置のグレーの壁紙に、小さなへこみができています。大きくはないのですが、ちょっとわかりやすい感じです。
手垢:白いクロスの手垢を心配していましたが、1年半では壁紙で感じることはありませんでした。むしろ気になるのは建具のほうで、黒い手で触ったあとのようなものが薄っすらついているときがあります。汚れを心配する場所としては、壁紙より建具のほうが実態に近いかもしれません。
洗面所まわりの色の考え方は、床とキッチンの色をどう決めたかの記事にも書いています。
選び直すなら、変えたい箇所はあるか
妻に聞いたところ、答えは「全くありません」でした。
クロスは面積が大きいぶん、失敗すると影響も大きいところです。標準品番の中から無難な白を大面積に置いて、グレーとベージュを効かせたい場所にだけ使う、という選び方は、少なくとも我が家では正解でした。
まとめ
- 我が家が使ったクロスは6品番。オプションはトイレの1か所だけで、追加費用は8,000円
- 標準品番の中にグレーもベージュもあるので、オプションを足さなくても色は作れる
- 中間色で部材の色を揃えるときは、メーカーごとの色味の差に注意する。面積の大きいものだけ壁に寄せ、小さい部材は白でまとめるほうが破綻しにくい
- クロスのサンプルは小さくてイメージが湧きにくい。新色は実例写真がないので、そこは覚悟がいる
- 仕様書は版が変わることがある。最終版を確認しておく
洗面所そのものの使い勝手については、洗面所のタオル掛けとHomePod miniの話にも書いています。
建てる会社をこれから決める人へ
内装をどこまで選べるか、どこからオプションになるかは会社ごとに違います。選べる範囲は、契約前に各社の資料で見比べておくと後の打ち合わせが楽になります。
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